アトピー性皮膚炎の子供の発症率データなど

厚生労働省が以前におこないました、「アレルギー疾患の疫学に関する研究」にを参照しますと、アトピー性皮膚炎などなんらかのアレルギー疾患になっている人は、乳幼児が28.3%、小中学生32.6%、大人(高校生以上)30.6%で、国民の約3人に1人がアレルギー疾患にかかっていることが分かりました。

またその中でも、アトピー性皮膚炎に関する調査では、厚生労働省の研究班が全国8地区の生後4ヵ月から大学1年生まで(4万8072人)を調べたところ、一番患者数が多かったのは3歳児で13.2%、次いで4ヵ月見が12.8%、小学1年生は11.8%という状況でした。

そして、アトピー性皮膚炎を発症している子供の割合について、4歳から15歳までを調査した結果は、10年前は2.8%でしたが、10年後にはは6.6%となり、さらに約10年間で2倍以上に増加していることが明らかになったのです。

アトピー性皮膚炎も含めたアレルギー疾患全体では、恐ろしいくらいに増加の一途をたどっています。

またこの現実は、日本に限ったことではなく、世界的に共通していることだといいますから驚きです。

ですが、これも興味深いことに2008年以降では、日本の気管支ぜんそくや花粉症はまだ多少増えていますが、アトピー性皮膚炎は横ばいになっています。これは治療の進歩によるものです。

 

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